鬼灯(ほおずき)
2010年7月16日
ほおずきの語源は色々ですね。 実が人間のほっぺたに似ている。果実を鳴らして遊ぶ子どもたちの頬の様子から「頬突き」と呼ばれる。 また、虫が植物によく集まって吸汁することから「ホオ好き」と呼ばれるようになった。火のように赤い「火火箸」など・・・
この季節に冨田屋を飾る私の好きな植物です。 少し怪しげですが、季節を表現する存在感があって、夏にしかないちょうちんをイメージします。 すっぱくて甘い香りがしてきます。「鬼灯」と書くぐらいで、魔除けの意味がしっかりあります。怖い鬼さえも味方につけてたくましく力強くこの夏を乗り越えられる、そんなパワーをもらえそうな、玄関に朱色のほうずきが下を向いてお客様を迎えています。お客様に失礼がないように、鬼がつかないように、いやなことは取り払って楽しんでいただけるように、見守ってくれているようで・・・少し、安心できるものです。それからお盆に向けて、しっかりと沢山実ってください。