秋の七草
2010年9月26日
「万葉集」山上億良の一説に~秋の野に先たる花を指折りかき数ふれば七種の花 萩の花 尾花(ススキ) 葛花 撫子の花 女郎花(おみなえし) また 藤袴 朝顔の花~
この中で朝顔の花は桔梗のことだといわれています。漢字をそのまま読んで「きちこう」から「ききょう」に変わって言ったようです。
七草の中でも私の好きな花「撫子」・・・「大和撫子」は日本の女性の美しさを素敵な言葉で表してくれた。私が主催する「古都の風 和道会」と言うお教室も「やまとなでしこになってみませんか」というコンセプトです。なでたくなるようなかわいさ、壊れそうな淡いピンクの色合いと細い茎、細い花びらの揺れる様子がいとおしい。かれてしまわぬように、いつも見に行って気になって、月に照らされる七草の色とりどりの優しさと、月にささげるにふさわしい風合いが感じられる草花達。大気が澄んでくるこの時期に、1年で一番美しく輝いて見える月に感謝と月に宿られている神様が闇夜を照らしてくださる、そんな時期にふさわしい素敵な花花ですね。