礎
2010年1月30日
冨田屋の仏間から見える坪庭としては大きい庭、中の蔵を隠すように椿が咲いて松や蒔きがそびえて鞍馬石を超えて真ん中あたりに 平安京の柱の礎があります。建物の土台で「石据え」の意味。自然の大きさの礎石を埋めて、その上に直接柱を立てる。それだけでながくながく変わりない寺院やお城などが立っていました。この石があって建物がはじまる。歴史も始まる。すべての土台となり支えているこの石を見るたびに、この家を建てた10代目の思いが胸に浮かぶ。何があっても土台となる心があれば乗り越えていける。土台を大切に!!!礎を思い出して・・・どうして毎日私達が目をやるこの庭の真ん中に、ここに置かれたのか?今やっと少しわかったような気がする。