色留袖ってなんでしょう
2021年2月22日
今回は、色留袖について解説します。
名前が酷似している黒留袖とはどう違うのでしょうか?
この記事を読めば、色留袖がどんな着物で、どんな人・どんな時に着られるのかがわかります。
色留袖ってどんな着物?
簡潔にいうと、黒地以外の留袖が色留袖です。
上半身には柄がなく、裾に広がる絵羽模様があります。
淡い色から深みのある色までバリエーション豊かで、着姿が華やかにもシックにもなるオールマイティな着物です。
黒留袖との違いは?未婚既婚問わず着られる留袖!
「黒地の留袖は黒留袖、黒地以外の留袖は色留袖」と覚えましょう。
黒留袖は既婚女性しか着られませんが、色留袖は未婚か既婚かを問わず着られます!
黒留袖は第一礼装ですが色留袖は準礼装となり、着物の格は黒留袖>色留袖です。第一礼装である黒留袖を少しくずしたものが色留袖、というイメージですね。
ただし、色留袖は紋の数によって格が変わります。
色留袖に五つ紋で黒留袖と同格となるのです。
色留袖の着用シーン
紋の数別に、着用シーンをご紹介します。
上記はあくまで一例です。
地域や個人によって考え方があるので、着ていく前に必ず確認しましょう。