雪持松 「ゆきもちまつ」
2014年1月13日
お正月には、「松」 百木の長です。
昔、歳神様は松に助けられたと、恩返しの為に松に神が宿ってくださるとか・・・
お正月、結婚式の着物には、松が良く描かれる。松葉のデザインも昔から定番として使われています。
冬には、雪が積もった松の図柄が、着物を華やかにし、めでたい席に花を添えます。
神が下りてくださるのを待って(松って)いる京のお正月・・・
寒い日は、雪が積もってもいつも変わらない凛とした姿、美しい風格の「松」。
お正月は、「松の内」と言われるほどです。
冨田屋の奥座敷(能座敷)の庭の松に、雪が積もる日が、お正月から2度ありました。
寒い日も、すくむことなく堂々と雪を載せて、ますます絵になる松は、つらさにも、心の痛みにも耐えて、幸せを運んできてくれる神の御加護をひそかに待っています。
私も、町家暮らしを守り、伝えるために、本当の強さを持って、信念を持って、暮らしの精神を伝えていきたい・・・松のように