お雛会
2014年3月2日
冨田屋のお雛会は、3月から4月3日まで・・・・・・
平安時代「ひいな遊び」と言われた、小さい物で遊んだ「ままごと遊び」が、節句の祈りと重なって「お雛会」と変化を遂げていった。 女の子の成長幸せを祈る行事は、家には欠かせない。
代々お雛様が増えて今は100体となって飾られている。
もともと「ほうこ」と言う、人型の簡単な人形を「すべての厄災を受けてくれと・・・」その子の枕元に置いたことが、「雛人形」の始まりである。 江戸時代、人型の人形に衣服をまとわせ、男女1対の「立雛」となり、だんだん美しい段飾りへと移り変わる。 冨田屋には「元禄雛」が飾られる。元禄とは 綱吉の時代「お犬様」と犬をかわいがった時である。犬を引いている「チン引き官女」がいることから、その時代の雛とわかる。
色々な時代を経た雛の眩いお顔は、荘厳にも感じるすまし顔。
大おばあさんにも、おばあさんにも、母にも、私にも、娘にもいろんなことがありましたね。
そのたびに、お雛様が、すべて災いを受け止めてくださいました。
代をつなぐ難しさ、家を守る大変さ、女の底力を与えてくださったのも、あなたのおかげ・・・・・・・
毎年、この時期にお会いして、又、パワーをもらえるます。
五人囃子の音が聞こえ、三人官女のこそこそ話が聞ける冨田屋の「お雛会」は今日も賑やかです。
お雛様 ありがとう・・・・・・すこやかに