町家の夏の衣替え
2006年7月10日
6月1日より 夏のしつらえに町家は 衣替え
蔵の天井に吊ってある10畳敷きの網代 簾を下ろし 蔵の袋扉に入っている よしず障子を出す 汗がにじみ 手がだるい
丁寧に巻いてある網代簾は ほどくと新聞紙を引きつめ虫除けが出てきます 新聞のインクがよいようです
保存が大切 今今出来ないような細い竹簾柄がわざわざ入れてあって紐が朽ちないか心配しながら吊っていきました
五感で感じる夏の涼しさはホッとしますね
古き網代は足にひんやり快感です
雪見障子が取り外され 簾の高貴さがお部屋を夏のしつらえへ変えていきます
目が楽しみ 坪庭からの風邪が耳を楽しませます
ほっと一息 町家の夏