梅と桜
2009年3月21日
梅の花は 雪にも耐え寒さにも風邪にも耐え忍び まだ春ともいえない頃に花をさかせ 香りを漂わせて 人びとを和ませる。負けない心を感じざるを得ません。梅の花にように いやなこと 辛いと 嫉妬
人生に耐え忍んでまっすぐな心の中に清く正しい花を咲かせてくださいといわれているようです。花のあとは実になって 塩に漬かって 長寿を祈って梅干になっていきます。なんと年老いた時、人の役に立つよう生きよと説いているように・・・梅の花が終わると 桜の花は、日本人の心をときめかせ、お酒を飲ませ、踊らせ、歌わせ、騒がせる、こんな花があるでしょうか?ひまわりが咲いても、菜の花が咲いても、スイセンが満開でも、こんなことはないでしょう。
きっと、「花咲じいさん」という神さんの仕業ですよね。明治生まれのおばあさんが、「花見に行く時は、新しいものを着ていきなさいって・・・」と言っていました。昔は小袖を新調していったそうです。そう思うと納得のいく話ですよね。梅から桜、人生を物語るようです。苦労して、耐えて、一生懸命に、人のために生きる、そして、桜のごとく、人生短い、人をひと時でも狂わせ、楽しませる。散っていく時も、美しく、人に感動と幸福の花びら散らせる。 花を見て思うこと。