蝉しぐれ
2010年7月20日
暑中お見舞い申し上げます
大雨が去って、祇園祭以降、真夏日の到来です。
今日は、朝から歩いていると木々の隙間から、蝉の声がうるさいほど急に鳴きだした。
蝉は、長い時間を土の中で暮らし、やっと脱皮して世に声を響かせるようになっても、数日で命を終える。その虚しさ、儚さ、人の命も大きな宇宙から見たら同じなのかも知れない。一生懸命全身を震わせて蝉が鳴く、そんなひと時に、物思う。
「空蝉(うつせみ)」すぐに粉々につぶれてしまいそうな蝉の抜け殻のことです。
なんだか奇妙なこの抜け殻は木にへばりついたままの夏の風物詩。
精一杯生きる痕跡を残しているようで・・・
生きた証・・・一生懸命・精一杯・全身全霊・・・今を生きるそんな姿に感動