彼岸と此岸
2009年3月21日
お彼岸入りをしました。彼岸花が待ちわびていたように咲き誇る 春分の日を向かえ 春ですね。
今日は、弘法の日、東寺に参ってこんなことを聞いてきました。
「彼岸」は「悟りの世界」、即ち「仏界」とし、死後の世界を指し、死者のことを「仏」といっています。
彼岸は「あちらの岸」という意味で、此岸は「こちらの岸」という意味ですが、あいだにには何があるかというと「死の川」です。生きている私たちがいるのがこちら側です。死んだらあちら側に行きたいと仏教徒は考えています。彼岸というくらいですから此岸にいる間私たちは死ねば彼岸にいけるのだと思っています。 彼岸を渡る時、花園を見るそうで、皆が「ご苦労様」と待っていてくれるようです。こちらの世界は、恨みつらみ嫉み色々生きるには交錯しますが、あちらの世界には何もなく、清らかな世界のようです。 動物が進化し、人となった時、「死」を見ます。そして、怖くなって「宗教」が生まれたと聞いたことがあります。人は皆老いて死を迎えます。彼岸に思うこと。