しだれ桜
2014年3月31日
京の名所には 有名なしだれ桜が、必ず植えられている。
今、満開を迎えようとしている。
京都府の府花として、指定されています。
戦後、公募によりきめられたようですが、流れ落ちるようなしなやかな美しさは、京の風情を漂わせています。
柔らかく垂れ下がった花の枝は、繊細で細く折れそうだけれど、風雪にも耐え忍ぶ強さを感じる。
だまって耐え忍ぶ、白い腕のように、京女の底深い強さを象徴している如く、そして、美しくたくさんの小さい花弁がこぼれるように集まって湾曲の壊れそうな枝は、しなってもしなっても何百年と時を待ち、ひと時だけ、人の目を楽しませる。 「花の命は、短くて・・・」女の人にたとえられるが、いくつになっても、美しいしわを刻んだとしても、樹齢何年のしだれ桜のように、年を追うごとに、心の花ビラが増えて、花明りを照らすような京都の女の人に会いたいものでしょ