祇園祭のちまきに「蘇民将来子孫也」
2010年7月18日
ちまきに挟まれた紙に祇園さんの紋、鉾の名前そして大きく書かれた「蘇民将来子孫也」とは・・・
「備後国風土記」逸文によると
素戔嗚尊(すさのをのみこと)(牛頭天王)が宿を探しうろうろしていました。
裕福な弟の巨旦将来(こたんしょうらい)は、いくら頼んでも泊めてくれませんでした。貧しい兄の蘇民将来(そんみんしょうらい)は、どうぞどうぞ粗末ながらも、温かくもてなしてくれました。
後日、疫病が流行り多くの死者が出たときに、「すさのうのみこと」が、再び来訪、先般のお礼として、今後、蘇民将来の子孫を疫病から守ることを約束され、その目印に、腰に蘇民将来の子孫であることを記した茅の輪をつけさせたといわれる。
災除け・魔除けを頂、幸せに暮らせたと・・・
ちまきを玄関につるしておくとそんなご利益があります。
どんな人にでも、どんな時でも、親切に温かくもてなすことは、必ず自分に返してくれます。
子供達(子孫)が後々守られるようにそして幸せに暮らせるように、いろんな人をもてなしておかねばなりませんね。人を選ばず、貧しくても、出来る限り・・・