今年の十三夜ももうすぐ・・・
2012年10月22日
秋の名月を鑑賞する「お月見」の風習があります。お月見は、十五夜が
もっとも有名ですが、日本では古来もうひとつ十三夜もまた美しい月で
あるとめでてきました。
中秋の名月(十五夜)はもともと中国で行われていた行事です。この
十三夜の月見は日本独特の風習だそうで、一説には宇多法皇が九月
十三夜の月を愛で「無双」と賞したことが始まりとも、醍醐天皇の時代
に開かれた宮中行事、観月の宴が起源とも言われています。
十五夜はサトイモを13個供えることが多いため「芋名月」といい、
十三夜は、栗や豆をお供えすることから「栗名月」とか「豆名月」と
呼ばれています。中秋の名月の後なので、「後の月」と言われたりします。
十五夜はあまりすっきりしない夜空であることが多いのに対し、
「十三夜に曇り無し」と言われます。
十三夜、十五夜を両方見るといいことがあるそうですよ。
どちらかしか見ないことを「片見月」と言って、よくないことらしいです。
暗闇にぽっかりと大きな月。自分か光を放つ太陽よりなぜか目を
楽しませる夜空の月を愛するのが日本人の心ですね。