瀬をはやみ…
2021年10月1日
先日ご紹介した白峰神宮は、崇徳天皇の御霊をお祀りしております。
この崇徳天皇の和歌で、百人一首にも選ばれている有名な歌をご存知でしょうか。
「瀬をはやみ 岩にせかるる瀧川の われても末に あはむとぞ思ふ」
白峰神宮には、この歌碑が立てられています。
川の流れが速いので、滝のような急流が岩にせき止められて2つに分かれるが、
その水も後にはまた1つに集まる。そのように、
私たちの激しい想いが阻まれることがあったとしても、きっといつか結ばれるものと思います。
という意味だそうです。崇徳天皇の強い恋心と熱情が伝わります。
京都では、町のあちらこちらに和歌を見つけることができます。
涼やかな秋風を楽しみつつ、和歌や古典文学の世界を味わい歩くのも素敵ですね。