桜
2012年4月4日
北野天満宮の梅の香ほんのり残る中に、もう季節は先を急ぐ。
もう春ですよ・・・と言わんばかりに、桜のつぼみがふんわり柔らかく微笑みだした。
昨日の嵐のような雨風にも負けず・・・つぼみを落とすこともなく美花を咲かせる準備かな・・・
日本人の心に咲く桜は、特別な花。
山桜もしかりでしょうが、京の桜は、神社仏閣に溶け込んで1枚の絵になっています。 まるで社寺の精霊に取りつかれたように・・・
ヒマワリがいくら咲いても、コスモスがいくら咲いても、日本人は、「花をめでる」行事をしない。 お酒を飲んで、歌い踊る姿は、常に桜の下である。 桜の枝をじっと見上げると、そこに隠れている「花咲爺さん」が見えるような気がしませんか。 花が大好きなおちゃめな神さんが、いたずらをして、私たちを喜ばせているよな・・・・・おとぎ話そのままの素敵な時、そんな今を大切に心にとめておこう・・・
美しいものを美しいと感動する気持ちを忘れささないように、この時を私たちに与えてくださったんですね・・・