2014年7月
2014年7月24日 16:07
蓮の華
「泥より出でて、泥に染まらず・・・」
濁った汚い泥の中で、育ったにもかかわらず、清らかで美しい神秘的な花を咲かせる蓮の華は、どんな境遇にあった時にでも、いつかはきっと美しい花を咲かせるぞと耐え忍ぶ女の人のように・・・
お盆には、お供え物を蓮の葉に包みます。
やがて、蓮の葉を売る「蓮葉売」が出てきます。きわもの商売になり、蓮葉物と言えば、どこにでもあるものを売るあまりよくないイメージとなり、「蓮っ葉(はすっぱ)」と言われ、ちょっと軽薄な女の人を言うようになりました。
なんか2面を語られた「蓮の葉」からの教え・・・
不思議です・・・聖女と悪女の両方を持ち合わせていますね・・・・・ 語源って面白いですよね・・・
2014年7月23日 18:01
祇園祭 日本三大祭りの一つ
衹園祭は八坂神社の祭礼で、大阪の天神祭・東京の神田祭とともに、日本三大祭のひとつに挙げられており、祭事が1ヶ月にわたる長い祭りである。
今年から後祭りが復活いたしました。
前祭りは、7月14〜16日宵山と巡行17日 後祭りは、21〜23日宵山と巡行24日
平安時代の869年(貞観11年)、都で疫病が大流行し、この災いを払おうと、神泉苑(平安京の庭)に当時の国の数である66の鉾を立て、神に祈った。 この時代、神の怒りや悪霊こそが疫病の原因だと思われ、それらを鎮める「祇園御霊会(ごりょうえ)」として行われた。祇園とはスサノオノミコトのことであり、祇園祭は、この神の怒りを鎮めるためとも、神の力にすがり悪霊を退散させる祭りとも言われています。
今も、皆を疫病から守り、平和な国であれと祈る京都人の思いが続く・・・
2014年7月 8日 16:19
七夕に願いを
西陣では、笹飾りを西陣織の織物で作り上げます。
神様の蔵に、笹と同時に、七色の絹糸を三方にのせて飾り、幸せを祈ります。
京都では、旧暦で言うので、8月に大々的に堀川に天の川を見立てたLEDの飾りがしつらえられ、たくさんの人が集まります。 そんなロマンティックな頃、ふと虚しさを感じるように、「沙羅双樹の花」が咲きます。
〜祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす〜平家物語
お釈迦様のなくなった所の四方に 沙羅の木が2本づつ植えられたことから「沙羅双樹」と呼ばれた花・・・
真っ白な花弁は、透き通るように柔らかく薄い、虚しくも、朝咲いた花は、夜には花の首から落ちて、まるで地面に花を咲かせたような庭の風情。
願を込めた七夕の美しい出会いと、一方では、虚しさを知った時のこみ上げる愛しさみたいなそんな季節が今不思議に思える・・・・・・・