2013年2月
2013年2月19日 15:00
縁起をかつぐ
スポーツマンは、よく縁起をかつぐといいますね。
「縁起」とは、もともとは、仏教用語ですが、縁という不思議なものに導かれた、魔法の言葉のようですね。
もともとは、神社などの霊験を指した言葉が、今では、縁起がよい、縁起が悪いなど、吉凶の兆しをいう時に使われています。
人は、ジンクツを持っています。縁起がいいと思えば、気分がよくなるし、縁起が悪いと思うことは、避けて通る、用心しますよね。
自分自身をコントロールする知恵かも知れません。
同じことでも、気分で受け取り方が違いますね。
自分に、魔法をかける魔法使いになって、縁起をかついでみるのも、よいことかもしれません。
私は、今あまりよくないようです。でも、深い紅色の花が咲くころ、きっといいことがあると待っています。
それまで、穏やかに、心化粧をして、和やかな春を迎えたら、夢が花咲くかも・・・・・ね
今年の春は、特別な気持ちで神様に手をあわせます。
2013年2月18日 13:30
こころね (心根)
心根が表れる 何ていいますが・・・心を土壌に例えて 根っこの部分を表現した言葉・・・農耕民族らしい日本人の考える言葉。
花の咲かない真冬には、根は腐ってないか、枯れてないか、心配しながら花に水をそっとかける。
「心根」とは、本性、気立て、根性など、心の深い部分を指していう。
花も、心を込めて育てると美しい大輪の花を咲かせる。 根っこさえ枯れなければ、花を落としても、いつかは芽をだし花を咲かせ、実を結ぶ。
人の心も同じですね。 人生には、挫折しそうな時もあり、失敗することもあり、誤解を受けることもある。
どんなことがあっても、自分の心だけは、真直ぐに、思いを貫いて、自分らしく・・・打たれても打たれても、いつかはきっと・・・素晴らしい私の花を咲かせるため根を枯らさないように、周りの土を耕したり、肥しを上げたり、伸びろ伸びろ土深く、見かけと違う地中の根の太さは、いつかは叶う、見事な華麗な花。
そんな人になりたいな・・・目の奥が輝いているような・・・そんな人に
2013年2月15日 16:26
届いてください この願い
毎日お地蔵さんに祈っている願いがあります。
いつになったら、叶うのか・・・いつになったら届くのか・・・いつになったら・・・想いが通ずるのか・・・
願う時は、優しくなります。 夜の闇に包まれそうになる夕刻、梅の爽やかなにおいが、脳を安らがせる頃。
ふと、冨田屋の坪庭に目をやると、咲き誇ったさざんか(ししがしら)の花弁が、ひらりと庭のつくばいに落ちた。そうそう、梅ばかり気にしていたことが恥ずかしくなるような、我が家に咲いた冬の花が、庭に明かりをともしたようで、美しい。 椿の小さいほころびもかわいい蕾の色づきも、そろそろ春を感じさせる。
茶室に蕾の椿をしつらえるのも「わびさび」なのか、咲いて首から落ちたら悲しすぎる心配りなのか?
小さな花に託す一つの想いが、春の準備とともに、熟して叶うのであろうことを願う・・・
願力は、あるのか? きっと届く、心に花が咲くのを待とう・・・静かに祈る。
2013年2月12日 16:49
無地の着物に 季節の帯
お正月には、松竹梅をあしらい、金や銀の帯を想像してしまう初釜のころ・・・
節分には、豆まきの鬼姿や、升の豆が散らばった帯をして、吉田山に厄払い。
梅が咲き始めると、桃の色の蕾を感じさせる絞りの無地の着物に、梅の帯がしたくなりますね。
桃の節句の雛が描かれた帯も「お雛会」には、絞めたいな・・・
桜の着物は昔から多いのですが、平野神社の桜の縁席に出かけるころには、西陣織りの桜づくしの帯をまとう。
木の芽がのぞく青葉のころは、グリーンの天目染のぼかし無地に新緑や兜の帯・・・
6月単衣のころは、紅花染めの黄色の紬につくしんぼの帯か、紗合わせの透け感のある着物に紗袋を巻いてお出け。
真夏を迎え、着物姿が何故か涼しげで白い日傘が色っぽいころは、絽や紗の着物に名古屋の夏帯。
真夏を超え、残暑厳しいころは、又、単衣のころですが、気分の色は冬に向かって・・・
10月は、月や月の中で餅をつくウサギが着てみたい
いよいよ、秋真っ盛り、秋色の紅葉は、和装に欠かせない頃・・・きものに手をとうしたくなるころ
師走の急がしさは、大島紬で切り抜ける。 クリスマスの装いも着物で揃え、赤の帯締めは楽しい
12か月のきものの楽しみ方を考えてみたら、心ときめきます・・・よ
2013年2月12日 15:16
お雛会と梅花祭
北野天満宮の「梅花祭」も始まった。
今年は、まだまだ、かわいい蕾が少し色を付け始めたころ・・・
綿帽子の雪の積る木々から、小さな生命力が現れる膨らみかけの蕾。
明日を楽しみに明後日を楽しみに梅を見る。
20日には、富田屋の代々のお雛様を出します。
町家最古のお雛会を楽しんで、北野天満宮に足を運ぶ方も多くなるこのごろ・・・
気になるのは、梅のほころび。 7分咲きも満開も見落としたくない気分。
春が待ちどうしい心がそうさせるのか・・・
白、薄紅、赤・・・さまざまな色合いが庭園に放たれ、和む香りとともに漂う頃は、天を味方につけて、いつまでも楽しませてね・・・
わくわく ドキドキ この時を大切に・・・・・ お雛様も微笑んで・・・