2012年10月22日 15:54
秋の名月を鑑賞する「お月見」の風習があります。お月見は、十五夜がもっとも有名ですが、日本では古来もうひとつ十三夜もまた美しい月であるとめでてきました。 中秋の名月(十五夜)はもともと中国で行われていた行事です。この十三夜の月見は日本独特の風習だそうで、一説には宇多法皇が九月十三夜の月を愛で「無双」と賞したことが始まりとも、醍醐天皇の時代に開かれた宮中行事、観月の宴が起源とも言われています。 十五夜はサトイモを13個供えることが多いため「芋名月」といい、十三夜は、栗や豆をお供えすることから「栗名月」とか「豆名月」と呼ばれています。中秋の名月の後なので、「後の月」と言われたりします。 十五夜はあまりすっきりしない夜空であることが多いのに対し、「十三夜に曇り無し」と言われます。
十三夜、十五夜を両方見るといいことがあるそうですよ。どちらかしか見ないことを「片見月」と言って、よくないことらしいです。
暗闇にぽっかりと大きな月。自分か光を放つ太陽よりなぜか目を楽しませる夜空の月を愛するのが日本人の心ですね。
※現在JavaScriptの設定が無効になっています。ページ内の機能が限定されたり、機能そのものが利用できない場合があります。