2012年7月
2012年7月29日 16:24
心星(しんぼし)
「心星」とは、 北極星・ポラリスのことです。
「一番星〜見〜つけた」と夕刻星が出るのを楽しみに空を見上げた子供のころ・・・
小熊座の二等星です。「北はこちら」といわんばかりに輝く方角星。 どんな闇の世も一つぽつんと輝いて希望をくれました。 古代中国では、天帝の居場所を示したといわれていました。
周りの星がまるで北極星を中心に回っているようなそんな錯覚に陥る星空の中心にいる「心星」
道に迷った時、大海原で方位がわからなくなったとき、心に光を与えていく道を教えてくれる道しるべ・・・
心の悩み、困ったとき、嫌なことがあったとき、必ず「上を向いて歩いてください」 心星を見つけることができるはず・・・ 生きてることに感謝! 夢を追いかけて! 素晴らしいことをつかもう・・・
心の大きな宇宙の中にも、きっとあるよ、「心の星」 見つけたら方向が見えるはず・・・
いつも童心に戻って、輝く一番星を見つけよう
2012年7月29日 14:32
海神(わだつみ)
こんなに暑かったら海に行きたくなりませんか?
小さいころの写真に浮き袋に入った私をおしている父が楽しそうに笑っている。
妹と砂を掘っては波に流され、お城を懲りずに作っていた光景が頭をよぎる。
懐かしい海の家でシャワーを浴びて氷を食べたような海岸は姿をけし、眩いばかりの外国のようなリゾート地に若者は殺到するのでしょうね。
でも、今も昔も、海の底には神様がお住まいです。
海の底には、美しいもの、醜いもの、恐ろしいもの、どろどろとしたもの、不思議なもの・・・
海に入ると、この世の嫌なことをすべて忘れるような別世界が広がる。
海神(わたつみ、わだつみ、うながみ、かいじん)は、海を司る神。また、海に住んでいるという神。世界各地の神話においても比較的高位の神とされている場合が多い。
海の神は、大きく大きく地球を包んで、丸く丸く世界をつないでいる、独自の意思を感じているような・・・
汚れを嘆くより、自分を責めるより、他人のせいにするより、海のおおらかさを思って何かをつかもう・・・
2012年7月 3日 14:28
屋形船
屋形船でちょいと一杯飲みながら 鵜飼見物
ついつい 「鵜ーさん 頑張って・・・」
嵐山の保津川の下流は、京都でも絶景!
川と山の素晴らしい融合・・・雨に降られた後の山の木々の緑の美しさ、少し水嵩が増した川の水の流れ
水の上に屋形船を浮かべると、1枚の絵のように昔の優美を表現する。
何百年も変わらぬ山川に渡月橋が素晴らしいマッチングを描き出し、風景に絵具を入れたよう・・・
屋形船は、スピードのある流れをもろともせず竿1っ本で船頭さんが巧みに扱い進んでいく。
船の上は、7月と思えないほどの、涼しさ・・・ 日暮れとともに篝火(かがりび)が美しい。
鵜飼が終わると、上流の闇に向かって竿を走らせる。
暗い闇に飲み込まれそうな静けさと冷たい空気と周りの黒
山の上から、真ん丸な月がのぞいた。
なんと優雅な時の流れでしょう。
冨田屋にも、離れにつながる切れ目のない松の廊下の上を見上げると屋形船を思い起こす天井がある。
屋形船に乗って、一服楽しむ茶室や能を舞う能座敷にいくのですよ。
なんという風流を昔の大工は考えたのでしょう・・・
町家に残されたロマン・・・