2012年6月10日 14:40
日本人の忘れもの
夏の海に「忘れ潮」「潮溜まり」という、潮が引いた後、浜辺にたまる水たまりがあるのをご存知ですか?
その潮溜まりを覗き込んだとき、その中に、小魚やカニや貝などが潮の引くのについていけず、取り残されていて、思わぬ出会いに心わくわくさせた子供のころは、なかったでしょうか?
そんな浜辺の忘れ潮!
浜辺にだけでなくても、日本人が、置き去りにしてきたものは、なんでしょう?
「まけるが勝ち」 勝つためには、いったん敗ける。すると、相手に生かされる道がわかる。そんな日本人でした。
「ご飯をよそう」 「よそう」とは、装うと同じで、美しく飾ること 。家で、そんな心がこめられていました。
経済発展、お金を追いかけて走ってきた日本人は、いつのまにか自分たちがもっていた「優しさや思いやりや武士道のような正義感」を忘れてしまい、今、なんだか自信をなくしていませんか。
何を大切にして生きていけばいいのか。 答えは、なあに・・・
忘れ潮を覗き込んだ時のように眼を丸々させて、期待いっぱいのころのように、昔の風習やしきたりを、うっとうしがらずに、恐る恐るのぞいてみたらいかが・・・ きっと答えがそこにあるよ。
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