2012年6月
2012年6月30日 15:18
言霊(こどだま)
言葉に魂がある。 美しい日本語には、色々な規則がある。
時と場合に言ってはいけない言葉がある。
美しい女性から、ドキッとするような「忌言葉」は、聞きたくないものですね。
言葉は、人格を表す。
言葉に責任を持つ。 そんなことが失われつつあることが悲しくないですか?
- 結婚式のスピーチには、気を付けて
- 別れる、切る、離れる、戻る、帰る、終わる、破れる、割れる、重ねる、去る、流れる、壊れるなど、
- 受験の心を考えて
- 落ちる、滑る、転ぶ、散る、重ねる・・・
- 妊娠・出産などのお祝いには
- 流れる、消える、降りる、滅びる、破れる、枯れる、死、四、苦、九・・・
- 新築・新居、開店・開業
- 焼ける、燃える、崩れる、傾く、流れる、折れる、閉じる、失う、滅びる、火、灰
- 病気・お見舞いに行って
- 重ねる、たびたび、再び・・・
- こんな言葉は、避けたいものです。
- 「細かいことは、どうでもいいじゃない」なんて言わないで、相手の精神状態をおもんばかる、そんな日本人女性でいたいものですね。
2012年6月25日 16:50
自然の中に生きる ちっぽけな人間
人間は、自然の中に生きる。
大昔、昆虫か植物か何かから進化して、気味の悪い動物になり、原始人となり、人間の世界が作られたのか?
人は、トラのように1頭で生きられない。群れを成して生きる 。食い合っては、絶滅する。
人は、進化して「道徳」というものを創り出し、「道徳」を守るものに「権威」与え「賢者」とした。
進化した人間は、心を持ち、傷つきやすい精神を持った。 そこで必要となるのが、「礼儀を尽くす言葉や行動」 人間にとって、快適に過ごすことが、根底となった。
人と人の付き合いの中で、優しさ、思いやり、いたわりは、動物としての本能ではない。 だからこそ、生まれてから親の教育や友達との交流において、訓練によって身につけていかなければならない。 人間だけは、DMAより育った環境に左右されやすい生き物です。
わが子を育てる責任を、一人一人が自覚していかなければ・・・
モンスター・ペアレンスみたいに、学校のせいにする無責任な行動にびっくりする。
2012年6月10日 14:40
日本人の忘れもの
夏の海に「忘れ潮」「潮溜まり」という、潮が引いた後、浜辺にたまる水たまりがあるのをご存知ですか?
その潮溜まりを覗き込んだとき、その中に、小魚やカニや貝などが潮の引くのについていけず、取り残されていて、思わぬ出会いに心わくわくさせた子供のころは、なかったでしょうか?
そんな浜辺の忘れ潮!
浜辺にだけでなくても、日本人が、置き去りにしてきたものは、なんでしょう?
「まけるが勝ち」 勝つためには、いったん敗ける。すると、相手に生かされる道がわかる。そんな日本人でした。
「ご飯をよそう」 「よそう」とは、装うと同じで、美しく飾ること 。家で、そんな心がこめられていました。
経済発展、お金を追いかけて走ってきた日本人は、いつのまにか自分たちがもっていた「優しさや思いやりや武士道のような正義感」を忘れてしまい、今、なんだか自信をなくしていませんか。
何を大切にして生きていけばいいのか。 答えは、なあに・・・
忘れ潮を覗き込んだ時のように眼を丸々させて、期待いっぱいのころのように、昔の風習やしきたりを、うっとうしがらずに、恐る恐るのぞいてみたらいかが・・・ きっと答えがそこにあるよ。
2012年6月 5日 12:57
夏の町家
今日、NHKが町家は夏向き? と撮影に来られた。
世界中に発信するらしい。
6つの坪庭は、心を安らげる。
「自然の中に生きている」「季節の移り変わり」を肌で感じる毎日・・・
入口の打ち水から誘われた風は、坪庭の蹲の水に誘われて流れていく。
通り庭の石畳は、風をひんやりと冷やし、風鈴を鳴らしながら、木木の葉をを揺らしながら、長い廊下を横切り簾をくぐり抜け、奥座敷に到達する風。
お客様ににっこり微笑んでご挨拶をするように、ひんやり感を運んだ風は、空に舞い上がる。
なんか、素敵な風さんに感謝を送りたい。
障子もふすまもなくなった6月1日、夏のしつらえになった町家を包んでくれたご褒美に、木々のにおいに勝るとも劣らぬお香をたいて
プレゼント・・・・・・・風さん、夏中よろしくお願いいたします。
2012年6月 3日 12:21
すぐに・・・
「 後でする」 「後でする」・・・
口癖の人がいる。
私は、今思ったことを今始める。今終わらせる。思いついたら吉日・・・
そうしないと、すぐに忘れてしまう。 夢をかなえる。目標を持つ。 ささやかなことですが、過ごし方。
ポーランドからの留学生が富田屋に住み込みで来たとき、コンピューターも英語も中国語もなんでもできる。
できないことは、言われたことをすぐにすることだけ。
帰国した後、見てみると、言われたことをきちんとしていなかった。 悪気があったわけではない。
能力はあるのに、すぐしないがゆえに忘れたんでしょうね。
人はだんだん歳を重ね、もの忘れも頻繁になってくる。と思っていたが、これは気力!やる気!
若くてもすぐに行動しないで後回しにしていることは、すぐに忘れる。
時間はかかっても一つ一つきちんとすぐにこなしていると、高い階段に上るのも早い。
「人生の生きがい」 人に喜んでもらえる仕事をして達成感を味わったとき、「嬉しい」と叫びたくなる。
TVで「グランマ」という食堂を紹介していた。平均70才、はつらつと新製品を作っては試食会。
食堂は大流行・・・生き生きとしたおばあさんの笑顔を見た。