2012年5月25日 14:07
利他の心
今、話題になっている本。
「利他」という考え方は、仏教の教えの一つ。
他人に利益となるように図ること。自分のことよりも他人の幸福を願うこと。。人々に功徳・利益(りやく)を施して救済すること。特に阿弥陀仏の救いの働きをいうのです。
長引く不況の中、営利よりボランティアや介護といった社会貢献活動への関心が高まっていたが、「利他」という考え方が急速に注目されるようになったきっかけは、やはり3月11日の東日本大震災でしょうね。
〈震災直後の被災地で最も印象的だったのは、被災者の皆さんの姿です。食料やガソリンなどの物資が不足して、日々困窮していたにもかかわらず、略奪や暴動が起こることもなく、秩序を守って忍耐強く行動しておられました。あれやこれやと不平・不満を言う前に、助けに来てくれたボランティアや自衛隊、警察、消防の隊員たちに感謝の言葉を伝え、地獄のような現実を前にしても、人間性と礼節を失わなかった。阪神・淡路大震災の時もそうでしたが、今回の震災でも、毅然と行動する日本人の姿が世界中から称賛されました。これは、日本人の一人として、ほんとうに誇らしいことでした〉
日本人が、日本人たる由縁。
人から尊敬される生き方をしよう
人のために生きよう
世の中の役に立って初めて、生きる意味がある
そんなことを、考えさせられるような、素敵な本です。
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