2012年4月
2012年4月26日 16:28
適応能力
会社をすぐやめてしまい、私に向いていないという子が多い。 そういう子は、又次の会社で私に合わないと嘆く。 理想を追い求めているのか?天職があると信じているのか?・・・
結婚もそうであろう。 記憶力のの喪失で、何度も同じことを繰り返す。 きっと白馬に乗った王子様が現れるに決まっていると決めつけて、何を求めて何を追及しているのかその時ごとに変わっているような・・・
ある教授の面白い話に出会った。
「入れ歯の話」 入れ歯が合う人は、すぐに合うが、合わない人は、何度作り直しても駄目だという。
自然の歯に勝るものはない。それが無くなった時、あたらいい歯に合わせようとするしかないか・・・
新たな環境に適合できる人はすぐに馴染み、そうでない人はいつまでも昔のようでないと悲しむ。
自分の置かれた環境は、ベストでないかもしれないが、それは天が与えてくれたありがたい生かされた場所。
その中に、喜んで楽しく適応して頑張る力、それこそが大きな能力である。
2012年4月25日 11:44
「母子草」に 母を偲びて
「 春の七草」の中に 「ゴギョウ」と呼ばれる花が「母子草」です
昔の草餅にはゴギョウを入れたそうです。 今は、蓬(よもぎ)を使うことが多いですね
言葉の由来は、いろいろありますが、中国からの「ハンハンコウ」が変化したものともいわれています
母の日のころ、野山で出会う花ですね。 カーネーションみたいに母の日の象徴でもなく、華やかでもなく、黄色のくすんだ色で、振り返らないと見過ごしてしまうような、でも、毎年春の訪れを告げるなくてはならない花。
ひっそりとして目立たないですが、母のまなざしを思い出すような存在感を感じる、そんな野の花・・・
母が亡くなって、3か月がたとうとしています。 今年は、母の日のプレゼントを考えることもありません。
今年は、母子草をお供えしましょう・・・
ぽっかり心に穴が開いたよう気持ちになると、そっと母の部屋をのぞいてみます・・・
2012年4月24日 18:34
「端午の節句」
冨田屋では、お雛様が終わると、もう、端午の節句の準備。
淡い桃や桜のイメージから、青葉の緑に包まれて節句を待つ。
男の子の成長を願い家の外には、外飾りと呼ばれ「鯉のぼり」をしつらえる。
鯉は、池や沼地でも生き延びる元気な魚にちなんで、また、中国では、竜門という滝を上って、竜になる(出世する)を天の神に祈っているのでしょう。 京都では、電線が多かったためか街中では外飾りはあまり見られない。
その分、内飾りに凝ったのかも知れません。
兜に鎧など、富田屋では、大将さんと呼ばれる段飾りが・・・応神天皇を守り350年生きたとされる竹之内宿祢の姿が見られる。 ヨモギに菖蒲を重ね紅黒と白の水引で結び、飾る。
男の子が成人し身を守る飾りと、人形に身代わりになってもらえるような強い人を選び、守り神としてまつる。
両親家族の願いを込めて強くたくましく元気にいつまでも・・・
2012年4月 4日 12:40
桜
北野天満宮の梅の香ほんのり残る中に、もう季節は先を急ぐ。
もう春ですよ・・・と言わんばかりに、桜のつぼみがふんわり柔らかく微笑みだした。
昨日の嵐のような雨風にも負けず・・・つぼみを落とすこともなく美花を咲かせる準備かな・・・
日本人の心に咲く桜は、特別な花。
山桜もしかりでしょうが、京の桜は、神社仏閣に溶け込んで1枚の絵になっています。 まるで社寺の精霊に取りつかれたように・・・
ヒマワリがいくら咲いても、コスモスがいくら咲いても、日本人は、「花をめでる」行事をしない。 お酒を飲んで、歌い踊る姿は、常に桜の下である。 桜の枝をじっと見上げると、そこに隠れている「花咲爺さん」が見えるような気がしませんか。 花が大好きなおちゃめな神さんが、いたずらをして、私たちを喜ばせているよな・・・・・おとぎ話そのままの素敵な時、そんな今を大切に心にとめておこう・・・
美しいものを美しいと感動する気持ちを忘れささないように、この時を私たちに与えてくださったんですね・・・