2011年1月21日 15:00
冬萌(ふゆもえ)
「枯れ木のようになった幹や枝から、良く見ると新芽が出てくるので切ってしまわないでよ・・・」庭の隅の小さな木の処分に困った社員に伝えた。これから、ささやかに芽生えるかもしれない草や木を観察しなければいけない。 「冬萌」私はこの言葉が好きです。芽を萌え出す姿です。、これから寒い時期、雪や霜に耐えて、「まだ息絶えてないよ」と叫ぶように芽を出してくる力強さは、あっぱれです。春になると、突然花が咲くわけではありません。落葉の後、少しずつ少しずつ準備に入ります。寒い冬に耐えながら・・・動物ならば「冬眠」ですか・・
春を装ってくれる花達は、土の中で耐えて気を養っているのでしょうか。立春も近づきますが、まだまだ、これから寒さを感じるころ。
私達の心の中にも、「冬萌」を感じることがありますね。心が寒い時は、じっと耐えながら、きっと花咲く時を待って、着々と努力をしよう。 美しい大輪を咲かせるために・・・
成功は突然やってこない。ひそやかに、我慢、忍耐・・・夢を忘れず、きっと春になれば、美しいと人の心を和ませる華となる。
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