2010年7月
2010年7月29日 13:33
地球が怒ってる
連日の猛暑に思うこと。
人々は、科学の発展と共に、地球を破壊していってるものが多い。
山を切り開き、川の流れを変えて、人間に都合のいいように変えていく。
身勝手な人間の行為に神は怒っておられるのでは・・・
CO2もしかりで、綺麗な空気が吸いたいな〜〜〜森が増え、昆虫が増えていくような・
電気自動車の開発は、自動車メーカーにかされた試練でしょう。今までの罪滅ぼし・・
私の大好きな司馬遼太郎さんの「21世紀に生きる人々へ」にしっかりと書いておられる。
もし「未来」という町角で、私が君達を呼び止めることだ出来たらどんなにいいだろう。もう私のいない21世紀とはどんな世の中でしょう。と・・・昔も今もまた未来においてもかわらことがある。そこに空気と水、それに土などと言う自然があって、人間や他の動植物、さらには微生物に至るまでが、それに依存しつつ生きているということである。自然こそ不変の価値なのである。なぜならば、人間は空気を吸うことなく生きることができないし、水分がなければ、乾いてしんでしまう。自然という「不変のもの」を基準において、人間を考える。歴史の中の人々は、自然を恐れ、その力をあがめ、自分達の上にあるものとして身を慎んできた。今はどうなったんでしょうか?21世紀の人間は、よりいっそう自然を尊敬しないといけないのに、自然が怒っていませんか?
しっかりとした自己が、科学、技術を支配してよい方向に持っていかないと、洪水のように人間を飲み込んでしまう。そんな未来を予測しておられた司馬良太郎さん・・・しっかり一人ひとりが責任ある未来を築かないといけない。今のことだけを考えて、物やお金だけを求めて、大切なものを失わないように・・・い・き・よ・う
2010年7月20日 09:14
蝉しぐれ
暑中お見舞い申し上げます
大雨が去って、祇園祭以降、真夏日の到来です。
今日は、朝から歩いていると木々の隙間から、蝉の声がうるさいほど急に鳴きだした。
蝉は、長い時間を土の中で暮らし、やっと脱皮して世に声を響かせるようになっても、数日で命を終える。その虚しさ、儚さ、人の命も大きな宇宙から見たら同じなのかも知れない。一生懸命全身を震わせて蝉が鳴く、そんなひと時に、物思う。
「空蝉(うつせみ)」すぐに粉々につぶれてしまいそうな蝉の抜け殻のことです。
なんだか奇妙なこの抜け殻は木にへばりついたままの夏の風物詩。
精一杯生きる痕跡を残しているようで・・・
生きた証・・・一生懸命・精一杯・全身全霊・・・今を生きるそんな姿に感動
2010年7月18日 13:00
祇園祭のちまきに「蘇民将来子孫也」
ちまきに挟まれた紙に祇園さんの紋、鉾の名前そして大きく書かれた「蘇民将来子孫也」とは・・・
「備後国風土記」逸文によると
素戔嗚尊(すさのをのみこと)(牛頭天王)が宿を探しうろうろしていました。
裕福な弟の巨旦将来(こたんしょうらい)は、いくら頼んでも泊めてくれませんでした。貧しい兄の蘇民将来(そんみんしょうらい)は、どうぞどうぞ粗末ながらも、温かくもてなしてくれました。
後日、疫病が流行り多くの死者が出たときに、「すさのうのみこと」が、再び来訪、先般のお礼として、今後、蘇民将来の子孫を疫病から守ることを約束され、その目印に、腰に蘇民将来の子孫であることを記した茅の輪をつけさせたといわれる。
災除け・魔除けを頂、幸せに暮らせたと・・・
ちまきを玄関につるしておくとそんなご利益があります。
どんな人にでも、どんな時でも、親切に温かくもてなすことは、必ず自分に返してくれます。
子供達(子孫)が後々守られるようにそして幸せに暮らせるように、いろんな人をもてなしておかねばなりませんね。人を選ばず、貧しくても、出来る限り・・・
2010年7月17日 14:36
祇園祭
祇園祭は八坂神社の祭礼である。大阪の天神祭・東京の神田祭とともに、日本三大祭のひとつに挙げられており、その歴史を守り続けている。 およそ1100年前、神泉苑に日本全国の国の数の鉾66本を立て、祇園の神を祀り災厄の除去を祈る祇園御霊会を行ったのが始まりと伝えられています。
今日は、巡行の日です。朝から四条通は歩けないほどのひとひと・・・
コンチキチンと鳴り響くお囃子に包まれて、先頭を行く長刀鉾の上でがしめ縄を切り落として巡行の開始を告げる 。次々と「くじ改め」が行われ、鉾が進んでいく。見事な巡行・・・
いったい何人の人がこのお祭りに携わっていることか。京都の町を守る為、神のご利益を頂いて安全に安心に暮らしていける。そのため、人々は1ヶ月あまり神事に時を費やす暑い暑い願いなのかもしれません。歴史の重みと続ける誇り、それが京の人々なのでしょう。守ってくれてありがとう。
2010年7月16日 15:53
鬼灯(ほおずき)
ほおずきの語源は色々ですね。 実が人間のほっぺたに似ている。果実を鳴らして遊ぶ子どもたちの頬の様子から「頬突き」と呼ばれる。 また、虫が植物によく集まって吸汁することから「ホオ好き」と呼ばれるようになった。火のように赤い「火火箸」など・・・
この季節に冨田屋を飾る私の好きな植物です。 少し怪しげですが、季節を表現する存在感があって、夏にしかないちょうちんをイメージします。 すっぱくて甘い香りがしてきます。「鬼灯」と書くぐらいで、魔除けの意味がしっかりあります。怖い鬼さえも味方につけてたくましく力強くこの夏を乗り越えられる、そんなパワーをもらえそうな、玄関に朱色のほうずきが下を向いてお客様を迎えています。お客様に失礼がないように、鬼がつかないように、いやなことは取り払って楽しんでいただけるように、見守ってくれているようで・・・少し、安心できるものです。それからお盆に向けて、しっかりと沢山実ってください。