2007年2月
2007年2月17日 15:13
母の愛
なんという殺伐とした世の中になったことでしょう
母が子 兄が妹を 夫婦で 家族親戚で 殺し合い
恐ろしい世の中にどうしてなったんでしょう
悲しいですね 辛いですね 根底の気持ちを考えると虚しい
勝れた君主でなかったら人の立派さを知ることは出来ないし 秀でた母でなければ本当に其の子を知ることは出来ないものである
子に生きる力を与えるのは 母の真剣な愛である
子供が人生の重大な岐路や大変な困難の時 母が何をしてあげられるかである 子供のために本当に偉大な母か否かは「子供を思う心」の深さ大きさで決まるのではないでしょうか
弘法大師
2007年2月12日 16:45
21世紀に生きる君たちへ
司馬遼太郎さんからの 1通の手紙
「21世紀に生きる君たちへ」
君たちは いつの時代でもそうであったように自己を確立せねばならない ――自分に厳しく 相手には優しく―― という自己を・・・
そして 素直で優しい自己を・・・ 21世紀においては 特にそのことが重要である 21世紀にあっては 化学や技術がもっと発達するだろう 科学や技術が洪水のように人間を飲み込んでしまってはならない 川の水を正しく流すように君たちのしっかりした自己が科学や技術を支配し よい方向に持っていってほしいのだ
「いたわり」「他人の痛みを感じること」「優しさ」
この3つの言葉は もともと1つの根っこから出ているのである
根といっても 本能ではない
だから 私たちは訓練をしてそれを身につけなければならないのである
その訓練とは 簡単なことである 例えば 友達が転ぶ ああ痛かっただろうな と感じる気持ちをそのつど自分の中で作り上げていきさえすればよい この根っこの感情が 自己の中でしっかり根づいていけば他民族へのいたわりという気持ちも出てくる
君たちさえそういう自己をつくっていけば 21世紀は人類が仲良しで暮らせる時代になるに違いない
君たち 君たちは常に晴れ上がった空のように 高々とした心を持たねばならない 同時にずっしりとした足取りで大地を踏みしめて歩かねばならない 私は 君たちの心の中の最も美しいもの見続けながら・・・書いた
もし「未来」という町角で 私が君たちを呼びとめる事ができたら どんなにいいだろう 司馬遼太郎
2007年2月 5日 13:50
節分の次日は立春
立春の前日は節分です
立春から数えて88日目を「八十八夜」 210日目を「二百十日」220日目を「二百二十日」という
立春から 初めての強風を「春一番」と言う
立春には 入り口に「立春大吉」と書いて紙をはる 年初と考え幸運を願う 春に向かうわくわくした気分とでも言いましょうか
今年は 何だか暖かい 温暖化現象でしょうか 節分のお化けの夜も暖かかった 不気味ですね
2007年2月 1日 17:34
尊敬する 緒方洪庵
美しい人生を歩みたいと思いませんか
「人生はむなしい」かもしれないが 自分なりに納得して輝きたい
緒方洪庵は 江戸時代末期の蘭学者 医者である 私塾「敵塾」を開き福沢諭吉などを育てる そのことは「洪庵のたいまつ」で教科書に載せられている「世の為に尽くした人の一生ほど美しいものは無い」
洪庵先生は寝る暇も無く診療にあたるかたわら 塾生に蘭学を教えた
「医者がこの世で生活しているのは 人のためであって自分のためでない 決して有名になろうと思うな 利益を追おうと思うな ただただ自分をすてて そして人を救え」「無私」の精神
私の人生 こんなに忙しく休みも無く 毎日 朝から店でお客様に 日本人の庶民の暮らし文化を来る日も来る日もお伝えするばかり・・・
でも なぜかがんばれる 喜んでくださる人々 驚きや感激に支えられ
家の神様が後ろで私に「もっと伝統を伝えなさい」と微笑んでもいるように・・・
2007年2月 1日 16:02
日本人
世界一治安がよかった国
この10年で一気に崩された 道徳心も低下した
法に触れなければ何をしてもよい 「人の心はお金で買える」などと公言する新時代
「嘘をつくな」「卑怯なことをするな」「年寄り身体の弱い人をいたわれ」「目上の人に挨拶を」「感謝を忘れるな」法律に無い道徳を人として守る大切な心をなくしてないですか
仕事も 昔は 忠誠心と引き換えに終身雇用があった 不安なく穏やかな心でがんばれた 日本人は 忠誠心 帰属意識 恩義など心情で奮い立つ民族
テレビを見ると 面白おかしく何が正しくて何が悪いのかわからなくなる ただ笑っているだけ ヨーロッパなどでは 議論討論の番組が多く 国民はいつも考えています
読書をしましょう 祖国への誇りや自身を忘れないように・・・
戦争に勝った国にあこがれないで 独自の文化伝統に誇りを持って 国も再生を教育から・・・
藤原正彦先生に学ぶ