2006年10月11日 13:31
芋名月
月を愛でる心は 日本人らしいと思いませんか?
自分から輝く太陽を愛する国も沢山あると思いますが影の光 控えめに輝く月 日本人の心の中に息づく優しさでしょうか・・・
満ち欠けや季節時間など細かく情を通わせます
上弦の月 下弦の月 三日月 宵待待月 寝待月 十三夜 そして 十五夜・・・中秋の名月
冨田屋では 昔から お芋さん(新芋サトイモ)を13個 三方にしつらえお神酒 ススキをしつらえた秋の七草と共に お月さんにお供えいたします
家々によって少しづつ違いますが うちでは サトイモを洗って お供えします
お下がりは 湯がいて剥いていただきます 月のご利益をいただきます
長寿健康を祈願して いただきます
家によっては 湯がいて剥いてお供えしておくと子供が月が出るまでにつまんで食べてしまっていたとか お芋を湯がいてつぶして上新粉を混ぜてお団子にしてお供えしたとか さまざまなお供え方法があるようです
どちらにしても 月を愛し まん丸なご円(縁)をいただける そして美しい夜の姿に感動を覚えない人はいないでしょう
「月見る月はおおけれど月見る月は この月の月〜〜〜〜〜〜〜」
面白い節をつけて歌い上げる風習は今だ冨田屋には伝わっております
手をあわせ ご一緒に歌いましょう
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