2006年10月
2006年10月13日 18:18
西陣の水(井戸)
冨田屋には 2つの井戸がある
1つは 家内のことに使う 今は門や通り庭の石を潤す
もう1つは 神様だけの為の井戸 毎朝の冨田屋の神様にお供えする水
井戸の神さん おくどさんの神さん 水の神さん 火の神さん 蔵の神さん 弁天さん 商売の神さんなど 沢山の神さんにこの井戸水をお供えすることから1日が始まります
母は生まれてから亡くなる3日前まで 絶やすことなく続けてやまなかった 一人っ子の母は明治生まれのおじいさんおばあさんにしっかりこの家を守るようにいわれ続けて そして 一心に守り続けた
大阪で育った私には最初は異文化でした しかし 強制することなく
黙々と家を守ってやまない母が弱ってきた姿を見て人として手を差し伸べ守ってあげたいと心から思うようになるのはなるべき姿でしょう
水は心の鏡 人の心を映し出す
母の生き方を見て 今の冨田屋があるのでしょう
130年近く冨田屋の井戸水は耐えることなく脈々とすばらしい水を湧き出させ店に潤いを与え続けています
ありがとう 心から・・・
2006年10月11日 13:31
芋名月
月を愛でる心は 日本人らしいと思いませんか?
自分から輝く太陽を愛する国も沢山あると思いますが影の光 控えめに輝く月 日本人の心の中に息づく優しさでしょうか・・・
満ち欠けや季節時間など細かく情を通わせます
上弦の月 下弦の月 三日月 宵待待月 寝待月 十三夜 そして 十五夜・・・中秋の名月
冨田屋では 昔から お芋さん(新芋サトイモ)を13個 三方にしつらえお神酒 ススキをしつらえた秋の七草と共に お月さんにお供えいたします
家々によって少しづつ違いますが うちでは サトイモを洗って お供えします
お下がりは 湯がいて剥いていただきます 月のご利益をいただきます
長寿健康を祈願して いただきます
家によっては 湯がいて剥いてお供えしておくと子供が月が出るまでにつまんで食べてしまっていたとか お芋を湯がいてつぶして上新粉を混ぜてお団子にしてお供えしたとか さまざまなお供え方法があるようです
どちらにしても 月を愛し まん丸なご円(縁)をいただける そして美しい夜の姿に感動を覚えない人はいないでしょう
「月見る月はおおけれど月見る月は この月の月〜〜〜〜〜〜〜」
面白い節をつけて歌い上げる風習は今だ冨田屋には伝わっております
手をあわせ ご一緒に歌いましょう
2006年10月 6日 12:59
ロシア艦隊船上レセプション ご招待
舞鶴に初めて ロシア艦隊が入港した
親善訪問と協同訓練のためらしい
船上でのパーティーは ウオッカ ワイン ソーセージ お魚 その他
とっても辛い(燻製のような)ものばかり・・・・・
ウオッカーも小さいグラスいっきにたいらげるロシアの司令官
英語は ほとんど話されない・・・
ロシア語は ちんぷんかんぷん?????
ロシアのネィビーに囲まれて 日本の海上自衛隊舞鶴地方総監などと楽しいときを海の見えるきれいなお船の上で 異文化を体験させていただきました
音楽隊がロシアの音楽を生演奏 ロシアンダンスも飛び出して
ロマンティックな社交ダンスタイムもありました
司令官からかわいいプレゼントをいただいて うれし〜〜〜〜〜
国国で色々な文化を取り入れたおもてなしがあるんですね
国の特徴をいかにアピールできるかが 大切であることが確認できました 日本も文化を取れいれたご接待を考えないとね
1日 楽しかった ロシア艦隊の方 ありがとうございました