西陣では　千本えんま堂に行き　迎鐘を撞いて　おしょうらいさんを呼びます　いつもは静かなえんま堂もお盆は鐘の音とお線香の煙でにぎわっています　そして　お墓に行ってお掃除をして拝んで家までご先祖を連れて帰るのです　　　昔は迷われないよう提灯の明かりで導いたと聞いています　　　家は　仏壇に花果物蓮にのせた野菜　ナスで馬を作りきゅうりで牛を作り　迎えに行き乗って帰っていただく乗り物まで作ってお飾りします
明かりを絶やさず　お食事も冨田屋では　13日から15日まで古い帳面に書き記されています　　　　毎日お精進のお料理をつくるのもご先祖が帰っておられると思うと楽しいものです
16日の送り火まで　一緒に暮らせるんだと思うと何かわくわくしませんか・・・私だけでしょうか？
お仏壇に手を合わせていると心が落ち着く　癒しです
家のワンコは　母の子でした　毎日母とお布団で寝ていました
なぜか　ぼんさんの座布団にこの時期いつも座っています
天国からの　優しい声が聞こえてくるひと時です