2006年1月
2006年1月29日 18:16
お化け
「変身をして 鬼を欺く」と言う行事です
一般人が 舞妓稽古に 歌舞伎や文楽の主人公に 普段と違う装いをします
若い人が年寄りに 年寄りが少女に 自分が解らぬように変身
「お化け」は 厄払いの仮装遊び
お節分 2月3日は 街角で 変な格好をした人々に 会うかもしれません
京都におこしやす
花街では 芸子舞妓になった人々が ひと舞して ご祝儀をいただきます
花代も付きますかね?????美しければ・・・
大概 恐ろしいことになっていることが 多いかな
2006年1月29日 17:17
節分
節分は 立春の前日
冬から春に変わる節目
豆を炒って 一晩「歳徳神」の神棚にのせ 祈願して 節分を迎える
半紙に年より一つ多く豆を包み体を擦り 健康を祈願します
その豆は 神社に収めます
食べる豆も年の数より一つ多くいただきます
残った豆は 外から来る鬼(邪気・悪霊)を払います 「鬼は外」
幸せは 呼び込みましょう 「福は内」
追い払われた鬼は 吉野の金峯山寺に迎えられよい子になっているとか?
「いわし」を焼いて 煙で家の中から鬼を払います
いわしの頭をヒイラギの小枝に刺して 家の門につるすと 鬼が入ってきませんよ
柊はナンテンと呼ばれ 難を転ずると言う 葉の針は 邪気を祓ってくれます
「いわしの頭も信心から」信仰すれば尊いものに見えると言われている
恵方棚(歳徳さん)は 節分で下ろし 来年まで 蔵に直します
お正月前になったら 又 組み立てて 恵方に向けてお飾りを・・・
お節分のお料理は いわし 豆 恵方巻 豆ご飯 白味噌汁 など
一つづつに 意味があります
2006年1月22日 12:11
季節はずれの「重陽の節句」
本日 テレビ朝日から以来があり 季節はずれの重陽の菊料理をつくることになりました
「食材の大国」という番組で 菊菜を取り上げるそうで 重陽の節句の再現 いわれ 料理 すべて 冨田屋で 撮影されます
重陽の節句は 菊の節句 栗の節句とよばれ 旧暦9月9日に行われた奇数(陽数)の一番大きな数が重なるは 陰陽道では 陽のパワーが極まる日で 無病息災 家内安全 厄払い で季節の食べ物を神に捧げます
菊には 西陣で使われるきせわたをかぶせ 夜露 朝露で菊のエキスをしみこませ体をさすると 長寿を得られる ありがたい節句
家では 毎年神の蔵の前で行われる 菊酒も美味です
枕草子 紫式部日記にも書かれている
点心箱には 「栗ご飯 月卵 季節の朝漬け 焼き魚 護摩豆腐」
白味噌汁 菊の花弁の酢の物 菊菜の胡麻和え 鯛刺身(めげたい)
菊酒 菊のお干菓子と金平糖
2006年1月21日 16:12
大寒
大寒の夜から 東京は雪が降り始め 今日は真っ白雪景色のようですね
京都は 天気予報がはずれ 雪は無かった
大寒から寒さ本番 京都の寒さは底冷えです
水は 寒いほうがいいらしい 伏見の造り酒屋は その節のお水が一番らしい
我が町家は 庭が6つ 風とうしがいい事 寒い対策は 炭 手あぶり 障子襖だけで 寒さを防ぐ 通り庭の台所は ひときわ寒い しかし 井戸水は意外とあったかいです 井戸の神さん有難う
立春までの間 風邪を引かずに過ごさねばなりません
うがいと手洗い忘れずにね
2006年1月19日 12:45
遅ればせ 七草粥
1月7日は 七草粥 同志社大学の「世界の暮らし」の授業に 講師で雪の中行って来ました
京都の暮らしは 異文化体験のようです 真剣に学生はメモを取っていました お鍋に七草粥炊いて 食べさせてあげた
すごく喜んで おいしいおいしいと頂いていました
七草とは せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな
すずしろ で 食用に使う春の七草です 秋の七草は 観賞用のものです 中国では「七日正月」といわれ 薬用の七草を汁物にしていただき お正月のご馳走から胃を休めて 無病息災を祈った 室町時代からお粥に変わっていたのは 小豆粥なんかの影響もあったようです
文化を知って 品格のある日本人の心を取りもでしてください